節約

【年10万円の節約】カー用品銘柄の株主優待で車の維持費を節約!

自動車税・自動車保険・車検・ガソリン・タイヤ代・バッテリー交換などなど、自家用車の維持費の高さに頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか。

我が家でも自家用車を保有しており、諸々込みで年間30万ほど維持費がかかっています。

維持費用を確保するため、ボーナスの一部を毎度積み立てているくらいです。

車関係の費用は本当に悩ましいですね。

1回あたりの支払額が普通に万を超える水準なので、しっかり費用を確保していないと貯金を切り崩すなんてことも日常茶飯事だと思います。

今回は、家計を圧迫する自家用車の維持費節約に繋がる株主優待について紹介していきます。



カー用品銘柄の株主優待

カー用品業界大手のオートバックスセブン【9832】とイエローハット【9882】は、共に東証プライム市場に上場しており、どちらも株主優待を実施しています。

2023年3月16日現在の株価はご覧の通りです。

どちらも1,000円台の株価で推移しており、100株あたり15~19万円ほどの購入額となります。

続いて配当の状況です。

まずは業界最大手のオートバックスセブン。

(引用元:オートバックスセブン IR)

配当性向は高めですが、1株あたり60円を毎年支払い続けている状況です。

次いでイエローハット。


(引用元:イエローハット 決算説明会資料)

こちらは右肩上がりに推移していて、13期連続の増配を予定、2023年3月期は62円/年の配当予想です。

配当性向も3割未満であり、増配の余力がしっかりと残されているため、継続的な増配が見込めます。

以上のことから、仮にオートバックスセブンとイエローハットを100株ずつ購入した場合、

購入金額317,900円に対して、受領予定の配当金は12,200円、配当利回り3.8%となります。イエローハットに関しては連続増配継続中なので、長期保有により利回りが上昇する可能性も十分考えられます。

それでは本題である各社の優待について確認していきます。

オートバックスセブン【9832】の株主優待


(引用元:オートバックスセブン IR)

オートバックスセブンの株主優待は、グループ各店で使用できるギフトカードが年2回贈呈されます。保有株数および保有年数によって贈呈額が異なります。

特徴として、100株ずつ保有数が増えると1,000円ずつ優待額が増加する点があげられます。

コスパの面では、1,000株保有かつ3年以上の保有が最も良い条件です。

何よりも嬉しい点は、有効期限がないことです。


(引用元:オートバックスセブン よくあるご質問より)

そのため、数年分の優待を貯めて車検代の支払いに数万分使用することも可能です。

このことから、オートバックスセブンの株主優待は、有効期限がないことを活かして、車検やタイヤの購入、バッテリー交換代など1回あたりの支払額が大きいメンテナンスイベントに利用するのが最適だと思います。

イエローハット【9882】の株主優待


(引用元:イエローハット IR)

イエローハットの優待は2つあり、割引券と引換券が年2回贈呈されます。

  • 割引券:1,000円ごとに300円の割引
  • 引換券:油膜取りウォッシャー液2.5L 1本

イエローハットも保有株数によって優待の贈呈額がアップしますが、100株の保有が最もコスパに優れています。

家族がいる方は、複数名義で100株ずつ保有するのが良いかもしれません。

100株の場合、年間6,000円(3,000円×2)相当の割引券がもらえます。

優待の利用条件は支払額1,000円ごとに300円の割引券1枚利用可なので、年間2万円の利用額で割引券を全て消化できます(実際の支払額は14,000円で済む)。

イエローハットの割引券は利用期限があるので要注意です。

(引用元:イエローハット IR)

期限はおおむね1年間なので、オイル交換やワイパー交換など、頻度が高く1回あたりの支払額が比較的少額なメンテナンス代の節約に活用するのが良いでしょう。

優待の利用による節約額

前述の通り、オートバックスセブンの優待には使用期限がなく、イエローハットには1年間の使用期限があります。

そのため、優待の特性を考慮して使い分けるとよりお得です。

活用例
  • オートバックスセブンのギフト券(使用期限なし)
    数年分を貯めておき、高額な費用が発生しやすい車検やタイヤの購入、バッテリー交換の支払いに利用
  • イエローハットの割引券(使用期限あり)
    支払い金額が比較的少額なオイル、エレメント、ワイパー交換などのメンテナンス代に利用

オートバックスセブンを1,000株、イエローハットを100株保有した場合、MAX節約額はご覧の通りです。

  • オートバックスセブン:26,000円/年(13,000円 年2回)
  • イエローハット:6,000円/年(3,000円 年2回)

優待だけで年間32,000円の節約が可能、かつ配当金を併せると66,200円がプラスされますので、合計98,200円と約10万円分を維持費の節約に充てることができます。

ちなみにこの条件に持っていくための株購入金額は約160万円、優待配当のトータル利回りは6.25%となります。

特にオートバックスセブンの株を1,000株こしらえるのに苦労しますので、○○ショックのような暴落時に買い増していきたいところです。

日本株も1株からの購入が可能な証券会社が増えてきましたので、売買手数料が業界最安水準のSBI証券など活用して、コツコツと1株ずつ買い増すのも良いでしょう。

その他、普段の生活で貯まったポイントで株を購入することで、株数を効率的に増やすことも可能です。気になる方はこちらの記事もご覧ください。

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車が必需品の地域に住まわれている方にとって、車の維持費節約は固定費削減に近い節約効果をもたらします。

オートバックスセブンやイエローハットの株を保有することにより、配当金と株主優待で毎年10万の節約も可能になります。資金に余裕があれば、メンテナンス代は優待、自動車税は配当でほとんど消化することもできるでしょう。

この機会にカー用品銘柄の優待を活用してみてはいかがでしょうか。





ABOUT ME
Lee
製薬会社勤務、現役MR。 サラリーマンの給与に限界を感じ、2018年から資産運用(日本株・米国株・投資信託)を開始。2020年8月から、ブログを開設。サラリーマンの資産形成について触れていきます。
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