節約

【年14,500円×人数分が無料】家電量販店の株主優待を活用した節約術

最新家電への買い替えは、電気代削減や生活の質を向上させる重要なイベントですが、大型出費になることも多く、家計管理に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

我が家も、家電買い替えの度に出費の穴埋めに悩まされ、良い解決方法がないか模索していました。

そこで思いついたのが家電量販店銘柄を購入し、その株主優待(+α配当金)を家電購入代金の足しにすることです。

一見しょぼそうに見えますが、世帯での保有方法を工夫することで意外とバカにならない金額が節約可能ですので、最後までご覧ください。

家電量販店の株主優待を活用した節約法について紹介していきます。

結論

ビックカメラ・ヤマダホールディングス・エディオン・ケーズホールディングスの株を100株ずつ保有することで、一人当たり年間14,500円相当の優待券を毎年獲得できます!



上場している家電量販店の会社

株式市場に上場している家電銘柄は、代表的なところで以下の7社があります。

株価・配当・優待については、2023年2月22日のデータです。

銘柄名 株価 年間配当額/株 優待
ヤマダHD【9831】 480円 未定(前期:18円)
ビックカメラ【3048】 1,167円 15円
ケーズHD【8282】 1,184円 44円
エディオン【2730】 1,308円 44円
ノジマ【7419】 1,329円 26円
上新電機【8173】 1,978円 75円
コジマ【7513】 552円 14円

各社とも、おおむね1,000円前後の株価で推移しており、配当利回りも3-4%ほどです。

100株揃えるのに手頃な価格で、そこそこのリターンが見込めそうな感じですね。

なおかつ、全銘柄とも優待付きなのが特徴です。コジマはビックカメラ傘下にあり、優待もビックカメラで使用可となっています。

各社の優待内容

ここからは、家電量販店各社の優待内容についてみていきます。基本的には、優待券か割引券を優待として設定してます。

ヤマダHD


(引用元:ヤマダHD IR情報)

ヤマダHDの優待は年2回、株保有数に応じた割引券が送られてきます。1,000円ごとに割引券(500円)1枚使用することが可能です。割引券なので手出しが必要になりますが、半額になると考えれば悪くない内容だと思います。

最もコスパが良いのは100株保有(1,500円相当の割引券/年)となります。ヤマダ電機は店舗数も多く、家電だけでなく日用品も販売されていますので、使い切るのは問題なさそうです。

ビックカメラ

 

(引用元:ビックカメラ IR情報)

ビックカメラは割引券ではなく、優待券が保有株数に応じてもらうことができます。

優待発送は年2回、8月確定分は保有期間によって金額が変わり、1年以上だと1,000円追加、2年以上の保有になると2,000円追加となります。長期保有者を優遇する優待システムですね。

ビックカメラも100株保有が最も利回りが良く、2年以上の保有で年5,000円相当の優待券をもらうことができます。優待券の有効期限はおおよそ半年間となりますが、楽天ビック含めネット注文にも使用することが可能であり。使い勝手は良いのではないでしょうか。

ケーズHD


(引用元:ケーズHD IR情報)

ケーズデンキも年2回、優待券をもらうことができます。株保有数に応じて贈呈額が変わりますが、こちらも100株保有が最もコスパ的に優れています。

特筆すべき点は、1年以上と比較的短期間の保有だけで、半年ごとの優待贈呈額が上乗せされる点です。100株の場合、年間優待額は2,000円→4,000円と倍になります!

ケーズデンキは店舗での支払いのみ優待券を使用することができますが、割と店舗はどこにでもある印象なので、問題なく消化可能だと思います。

エディオン


(引用元:エディオン IR情報)

エディオンは年1回の優待ですが、ギフトカードという形で優待券を贈ってくれます。

嬉しい点としては、1円単位で使用することが可能なので、無駄なく優待を使用することができます。優待の有効期限も1年間と長めですので、急いで消化する必要もなく、使いやすい優待内容です。エディオン店舗だけでなく、ネット注文にも対応しているところも優れています。

エディオンも1年以上の保有で優待額が優遇され、100株の場合3,000円→4,000円にグレードアップします。こちらも100株が最もコスパが良い条件です。

ノジマ

(引用元:ノジマ IR情報)

ノジマは、ヤマダHDと同じく割引券(+α来店ポイント)が年2回贈呈されます。

こちらは1,000株保有が最大の利回りとなります。

オンラインでも優待を使用することができますが、クレジットカードの場合は割引率が8%になってしまうのが残念です。ただ、来店ポイントもありますので、近くに店舗がある方にとっては悪くない優待だと思います。

上新電機

(引用元:ネットアイアール https://yutai.net-ir.ne.jp/company/8173/)

上新電機も年2回割引券が贈呈されます。2,000円の支払いごとに優待券1枚(200円)が利用可能ですが、最もコスパが良いのは1株保有です。

1株優待がある銘柄はかなりレアなのですが、上新電機は有難いことに1株以上の株主にも優待を贈呈してくれます。

たった1株保有した状態で9月末を通過すると、5,000円相当の優待券(25枚)が送られてきます。

使用しなくてもフリマサイトでほぼ元がとれる価格で売れますので、よほど上新電機が好きという方以外は1株保有をおすすめします。

上新電機の単元未満株はSBI証券のS株取引で購入可能ですので、参考にしてみてください。

コジマ

(引用元:コジマ IR情報)

コジマは年2回、株数・保有年数に応じた金額の優待券が贈呈されます。最もコスパが良いのは100株保有で、2年以上の保有で3,000円相当の優待券を獲得することができます。

株価も500円台と買いやすい株価でありコスパに優れた銘柄ですが、ビックカメラのネット注文で使用できないのが唯一の難点です(コジマの通信販売には使用可能です)。

ただ、ビックカメラの店舗では利用可能ですので、店舗が近くにある方にはオススメです。

世帯で保有し節約額をアップ!

各企業の株主優待によって、恩恵を受ける金額は数千円程度ですが、保有する名義を世帯で分散させれば、より少額で万単位の恩恵を受けることが可能です。

株価や配当、優待の使いやすさを考慮した上で、我が家の保有状況はこのような状況です。

私・妻・子供×2:エディオン・ケーズHD・ビックカメラ・ヤマダHD(全て100株ずつ)

4人家族なので、100株4名義のコスパ重視作戦を実施中です。

家族全員でエディオン・ケーズHD・ビックカメラ・ヤマダHDの4銘柄を4名義・100株ずつ保有しています。

これらの4銘柄を保有した場合の優待額は、一人当たり9,500円(1年目)→13,500円(2年目)→14,500円(3年目)と推移します。

銘柄名 【1年目】優待内容 【2年目】優待内容 【3年目】優待内容
ケーズHD 2,000円 4,000円 4,000円
エディオン 3,000円 4,000円 4,000円
ビックカメラ 3,000円 4,000円 5,000円
ヤマダHD 1,500円 1,500円 1,500円
合計 9500円/人 13,500円/人 14,500円/人

4名義分を揃えた場合、MAX58,000円/年(14,500×4名義)相当の経済的恩恵を受けることができます。

この4銘柄に加えて上新電機の1株保有や、その他コジマやノジマを加えることで更なる節約が可能です。

家電量販店で買えるものは家電だけではありません。ゲームなどのおもちゃもありますし、日用品、家具なども取扱っています。ほとんどの家電量販店が自社ECサイトがあるので、ネットでいろんなものを購入することができます。

そのため、家電量販店銘柄からの優待は、家電だけでなく家計全体の節約に貢献してくれるでしょう。

家電買い替えに伴う出費の節約方法の一つとして、家電量販店の株を購入してみてはいかがでしょうか。


ABOUT ME
Lee
製薬会社勤務、現役MR。 サラリーマンの給与に限界を感じ、2018年から資産運用(日本株・米国株・投資信託)を開始。2020年8月から、ブログを開設。サラリーマンの資産形成について触れていきます。
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